海洋少年団は海に親しみながら子どもたちの健全な育成を図ろうと戦後、全国各地に設立され鹿児島でも昭和53年に結成されたが、近年は指導者の不足や団員の減少が進みことし3月に廃団となった。こうした中、海上自衛隊や海上保安庁の退職者などがボランティアとして指導に当たることになり今回「薩摩団」という名称で活動を再開することになった。きのうは桜島フェリーターミナルで小学3年生から高校3年生までの団員4人が参加して結団式が行われ、4人は赤と白の旗を振って体のシルエットで連絡を取る手旗信号を披露した。薩摩団では月に2回手旗信号や船で使うロープを結ぶ訓練などを行うということで全国各地の海洋少年団とも交流を深めていきたいとしている。児島工業高等専門学校2年・揚野零央さんのコメント。