高齢者の方が利用する「シニアカー」をめぐっては、トラブルが発生しているのも事実となっっている。最高速度は6km以下であり道路交通法上歩行者として扱われるものとなっている。重さは100kgほどで起こすのは難しいものとみられる。新車であれば30~40万円程度となっているが、池袋の事故を受けて免許を返納する人が増加した2019年にピークを迎え、コロナ・半導体不足の解消を受けて再び右肩上がりとなっている。その一方で2013~23年に42の事故が発生していて、うち25件が死亡事故となっている。シニアカーの事故は踏切内での事故が14件でそのうち9件が死亡事故だったという。NITEの担当者は踏み切りでの事故は急にハンドルを切ることで線路の溝にタイヤが挟まってしまうことがあるので歩行者にはシニアカーに道を譲ってほしいと呼びかけている。