今週、日本各地で相次いだゲリラ豪雨。さらには新たな台風10号が日本列島に向け北上を続けている。その特徴は勢力が強い、速度が遅い、日本列島を直撃するという安心材料がない台風。過去の台風で言うと2018年の21号台風やそのクラスの中心気圧。2018年の台風21号は9月4日、徳島県に上陸、猛威を振るった。最大瞬間風速58.1メートル。関西国際空港は高潮で滑走路が冠水。強風で流されたタンカーが連絡橋に衝突し全面復旧に約7か月を要した。この台風では14人が死亡したほか、関西電力管内では一時約240万件が停電。最大1週間ほど断水が続いた。現在北上を続けている台風10号はこの時に匹敵する勢力。気象予報士・森朗は、台風10号は勢力が強い、速度が遅い、そして日本列島を直撃する安心材料がない台風だという。