先週岸田総理は「情勢をよく見極めたいと考えている」などと話し解散の可能性に含みを持たした。この会見3時間前岸田首相と麻生副総裁と茂木幹事長で非公開で国会対応や解散戦略が協議された。麻生氏は総理が自分の都合で解散し議席を減らしたと批判されることを懸念し今国会での解散に否定的な考えを示した。これに対し岸田首相は「緊張感をもう少し持続させたいと思っています」などと話したという。立憲民主党は内閣不信任決議案の提出を検討していた。一方岸田総理はこの段階で「解散するかしないか決めていない以上この時期にはああいう言い方しかできない」などと語っていたという。15日防衛財源確保法が参院の委員会で可決され翌日の本会議で成立する見通しとなった。立憲民主党では内閣不信任案提出のタイミングは法案の本会議採択を待つという方向性が確認された。岸田首相は不信任案提出が予想された16日に最終的に結論を下すつもりだったとみられている。しかし解散風が勢いを増していると感じその前日に判断する検討に入った。夕方重要法案の成立の目処が立ったことなどから今国会で解散を行わない結論を出した。翌日立憲民主党は内閣不信任決議案を提出した。しかし不信任案は反対多数で否決された。岸田総理は「今のタイミングで解散しなくても夏以降もプラスになる要素たくさんある」などと話していたという。