動きが活発になっている総裁選挙。きょう麻生派としては河野に一本化せず、ほかの候補者を支援することも容認したが、事前に行われた幹部の会合で、候補を無理に一本化すると、派閥が割れてしまうといった指摘が出たことも、背景にあると見られる。唯一派閥を率いる自民党・麻生副総裁とともに注目されるのが、派閥解消を訴える菅前総理大臣。菅前総理大臣は、小泉元環境大臣を支援する見通しで、党内の動向などを巡って、きのう二階元幹事長や武田元総務大臣らと会談し意見を交わしている。総理総裁経験者の2人が、決選投票も見据えながら、どう動いていくのかも勝敗を分けるポイントになる可能性がある。