気候変動や海洋問題など議論する世界島嶼国海洋会議がきのう東京で開幕した。パラオやツバルの首脳など約300人が出席しているが、マーシャル諸島・ハイネ大統領75歳は太平洋地域初女性大統領。2018年から就任以降少なくとも5回来日して首脳会談、今年3月高市総理と電話会談している。今日はマーシャル諸島を取り上げる。日本から直行便はなくグアムを経由して最短10時間かかる。面積は八王子市ほど、人口は4万人弱。5つの島と29の環礁で成る国で通称「太平洋に浮かぶ真珠の首飾り」と表現されている。1920年第一次世界大戦後日本の委任統治、1947年第二次世界大戦後米国が統治、1986年米国と自由連合盟約発効、独立。現地日本大使館勤務経験のある東海大学・黒崎岳大准教授によると、かつて日本人が移住していたため現在日系人が多い。現地で使われている日本語はサシミ、ヤキュウ、デンキ。白米が主食でサシミをワサビ、醤油で食べる。マグロ、カツオが周辺海域で多く取れるため日本へ輸出している。滑走路は米軍基地のもの。米国の統治していた歴史から今なお現在米国が財政支援、国防、安全保障の権限を米国に委ね、緊密な関係。マーシャル諸島の位置は太平洋のど真ん中のため、米国にとって対東アジア戦略の要衝。台湾有事、北朝鮮問題でグアムの米軍基地を後方支援する重要な拠点になっている。中国が海洋進出を進めているが、マーシャル諸島やパラオ、ツバルは台湾と外交関係を結んでいる。だから日本はマーシャル諸島と海洋安全保障の最前線のパートナーとしてさらなる関係強化が必要。マーシャル諸島は漁業、農業が主要産業。
