3万人以上が参加する大阪マラソン。パリ五輪代表・小山直城、日本記録保持者・鈴木健吾など実力者たちに挑むのは青山学院大学の新主将・黒田朝日。箱根駅伝の花の2区で7人抜き。初の42.195km。折り返し地点で本来置かれているはずのパイロンを置き忘れたため選手らが折り返し地点を通過してしまうアクシデント。黒田朝日のシューズに書かれた言葉は「皆渡星七パワー!!」。がんと戦い、先週21歳の若さで亡くなった青山学院大学・皆渡星七。青山学院大学・黒田朝日は6位、マラソン日本学生記録を更新。黒田朝日選手は「最後のほうが無我夢中で全然記憶もないが良い記録で走れて良かったと思う」などと話した。青山学院大学・原晋監督は「(皆渡さんの)闘病と比べたらしんどくないと言い聞かせて走ったんだと思う」とコメント。初マラソンで驚異の記録となった。