人型ロボットがユニホームを着て向かったのは記者会見。人型ロボットの「ひとみん」が所属するGMOインターネットグループ。人型ロボットをイベントで活用するほか、製造業や物流業などの現場でも実証実験を進めている。今回挑戦するのは、中国で行われる人型ロボット運動会。去年北京で開催された第1回大会では、陸上・サッカーなど全26種目に世界中から500対以上のロボットが集まった。今年8月に予定される第2回大会で1500m走での優勝を目指している。GMOの陸上部は、今年元日のニューイヤー駅伝で初優勝した。さらに、黒田朝日選手も陸上部に入部し、ひとみんの開発に協力する。ひとみんが走行フォームを学ぶ1か月に密着した。チームが本格的に動き出したのは先月、開発チームのリーダーに抜擢されたのは滝沢照太さん。学生時代にロボットのソフトウェア技術を学んだ。ひとみんは中国製で、走行プログラムを学習させて勝負に挑む。大会に向けての開発は手探り。まずはひとみんにもともと搭載されていた走行プログラムを試す。まっすぐ走るのも困難で早歩きの延長のようだ。求めたのは安定した美しいフォーム。トップアスリートのフォームで、ひとみんは速く走れるという仮説のもと、開発チームは陸上部の練習場所へ向かった。今回データを計測したのは、今江選手と嶋津選手。選手たちにセンサーのついてスーツを着て走ってもらい、動きを解析する。開発チームは、ひとみんに選手の走りを学習させていた。この日は選手の動きを学習した走行テストを行う。走り出してみると、動きは選手のようにダイナミックになっているが安定感がなくなっていた。人間らしい動きが大きな負荷になっていたという。しかし、開発チームは手応えを感じていた。走行テストから3日後、ついにお披露目の日を迎えた。会見前にもう1度テストを行う。開発チームはプログラムをアップデートしていた。ロボットに合わせ修正したことで、安定した速い走りを手に入れた。そして、報道陣の前に姿をみせたひとみん。開発チームは、今後もフォームを学習させて選手に近づけるとのこと。
