タモリらは黒部峡谷鉄道のトロッコ列車に乗り込んだ。トロッコ列車が開通したのは大正14年。宇奈月の前線基地から峡谷のさらに奥の建設現場まで資材や作業員を運ぶために作られた。電源開発が進むまでは簡単に人が立ち入れなかった黒部峡谷。そのため、昭和初期の観光ブームのときには秘境の絶景を一目見たいという人々が後を絶たなかった。そこで、座席が空いているときにかぎって観光客を作業員とあいのりで乗せるように。これが観光用トロッコの始まり。この続きは次回。
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