円山応挙は日本画から西洋画まで様々な技法を身に着け、日本絵画の世界に「写生」という技法を取り入れたカリスマ絵師。今回の特別展では、写生技法確立までの変遷を追うことができる。丹波の国の農家の次男だった応挙はいつも絵を描いていた。写生を描くきっかけとなったのが、修行時代15歳の時に奉公に出た際の玩具屋で出会った西洋の玩具「眼鏡絵」。鏡に映した版画を凸レンズでのぞきこむと遠近が強調されて見えるというもの。卓越した画力を磨いた応挙は、細かく緻密に描いた動物や植物の絵を数多く遺した。研究、研鑽を重ね、中国、西洋、日本の多くの技法を身に着けた応挙。
