自民党総裁選をめぐり、上川外務大臣が立候補を表明した一方、野田聖子元総務大臣は立候補を断念したことがわかった。斎藤経済産業大臣も立候補は極めて困難な状況で、総裁選は9人で争われる公算が大きくなっている。上川外務大臣は、きのう、立候補に必要な推薦人20人の確保にメドがついたことを明らかにした。陣営関係者によると、盛山文部科学大臣、小泉法務大臣、松本総務大臣の現役閣僚に加え、麻生派の議員が中心だという。上川外務大臣はきょう、会見を開いて立候補を正式に表明し、自身の掲げる政策を発表することにしている。立候補を表明したのは、上川外務大臣で9人目。一方、立候補に意欲を示していた野田聖子元総務大臣は推薦人20人の確保ができず、立候補を断念したことがわかった。同じく意欲を示していた斎藤経済産業大臣も推薦人の確保が極めて困難な状況で、立候補できない見通しが強まっている。総裁選は、ここまで立候補を表明した9人で争われる公算が大きくなっている。これまでの総裁選で最も多い候補者は5人だったが、それを大幅に超え、結党以来、最多となりそう。