平日の午前6時半過ぎ、早朝からオレンジ色のトングを持って歩く男の子の姿があった。慣れた手つきでゴミを拾うのは、小学5年生の斎藤大雅くん(11歳)。この2年間、平日はほぼ毎日、早朝のゴミ拾いを行っている大雅くんは「朝5時半くらいに目覚ましをかけて、5時50分くらいにベッドから出て準備して行く」と話す。大雅くんは、朝に行われている地域のラジオ体操に参加。その前後の時間を使ってゴミ拾いをしている。そもそも大雅くんは、どうしてゴミ拾い始めたのか?母・奈穂さん「普通にラジオ体操に行って、そこでおじいちゃんの友達をつくって、そしたらおじいちゃんがゴミ拾いをして帰っているのを見て『僕もしたいな』って始めたんだよね」と話す。この毎日の早朝ゴミ拾いによって、これまで学校や市などからたくさんの表彰を受けたという大雅くんは「(早起きが)つらい時もある。『すごい』とか『偉い』とかラジオ体操をやっている人に言われて、うれしかった」と話す。ゴミ拾いが終わったら、朝ごはんを食べて学校へ向かうという生活を続けている大雅くんは“街がきれいになるように”と、きょうも活動を行っている。大雅くんは「これからも拾い続けて、ゴミがゼロになってほしい」と話す。大雅くんの“アスヨク”ソング・ONE OK ROCK「Wasted Nights」。