外国人観光客に人気の抹茶スイーツ専門店。世界的な抹茶ブームが到来し、売り上げも好調な店で値上げをした商品があった。一般的に緑茶として馴染みがある煎茶。静岡県産煎茶のティーバッグが値上がりしていた。埼玉・狭山市にある煎茶を生産する奥富園では緊急事態が起きていた。この農家では海外から抹茶の注文が絶えず、これまで煎茶と抹茶の割合は2:1だったが、去年からは半々とし抹茶の生産量を増やした。抹茶は煎茶より手間がかかる。手間はかかっても高く売れる抹茶の栽培に切り替える農家が増え、煎茶の生産量が追いつかない状況になっている。JA全農京都によると、一番茶の去年の価格は1kg当たり4482円でおととしより1000円以上も高騰。二番茶は去年の価格は1929円でおととしに比べ約6割高くなっている。農林中金総合研究所・山本裕二研究員は「煎茶からてん茶(抹茶)への転換が今後も進む。これまで比較的安い価格で売られていた煎茶が今後棚から姿を消すこともあり得る」と語った。
