丸紅経済研究所・今村卓さん、T&Dアセットマネジメント・浪岡宏さんが解説。ユーロ圏11月小売売上高は、市場予想を下回った。ユーロ圏経済について。浪岡宏さんは「当社では慎重な見通しを持っている。おととい確報値が公表された12月のユーロ圏消費者信頼感指数は、前月から悪化。ユーロ圏は政治情勢の不透明感、大手自動車メーカーの工場閉鎖などネガティブなニュースが消費者のマインドの重しになっているよう。足元では緩やかながら天然ガス価格が上昇。家計消費への影響が懸念されるところ。小売売上高は先行きについて慎重な見方を持っている。ユーロ圏経済が上向くニュースは難しいが、年後半になるとECB(ヨーロッパ中央銀行)による利下げの効果やユーロ安の影響で少しは上向く可能性があるが、当面は厳しいのではないか」などとコメント。