中東情勢。イスラエルがイランに報復攻撃か。米国ホワイトハウスは現時点では正式なコメントを出していない。バイデン大統領としては中東地域での紛争を、イスラエルとパレスチナ自治区ガザでの紛争にとどめたいのが本音で米国メディアは「バイデン氏に新しい難題を突きつけた」などとしている。米国・ブリンケン国務長官が会見し今回の事態への米国の関与を否定した。ブリンケン国務長官は会見で「米国は関係国などとの緊張の激化を回避するための努力を続ける」などと話しさらなる報復の連鎖に発展しないよう求めた形。政府高官の話として米国はイスラエルに対して「報復攻撃のゴーサインを出していない」としている。イスラエルは米国の制止を振り切ってまでイランへの報復へ踏み切ったとみられる。18日には米国と英国がイランへの追加制裁を表明しバイデン大統領も「イランへの経済的な圧力を強めるため団結して行動する」とイランへの圧力を強めていく考えを強調したばかりだった。今後、イスラエルとイランが本格的に衝突すれば、中東情勢はさらに致命でバイデン大統領の再選戦略にも影響しかねない。米国としては引き続きイスラエルに対し、関係国と連携をし、強く自制を求めていく考え。