- 出演者
- 利根川真也
オープニング映像。
米国のブリンケン国務長官は11日、英国のラミー外相とともにウクライナの首都キーウを訪れ、ゼレンスキー大統領と会談した。欧米が供与した射程の長い兵器の使用制限の撤廃を認めるかどうかを巡り、ブリンケン長官は戦況に与える影響なども見極めたうえで判断する考えを明らかにした。会談では、欧米が供与した射程の長い兵器をロシア領に対し使用できるよう、制限の撤廃を認めるかどうかが焦点となった。会談後の会見でブリンケン長官は、使用制限の撤廃でウクライナ側の被害軽減でき、戦況好転させられるのかなど、見極めたうえで判断する考えを明らかにした。今月13日に行われる、バイデン大統領と英国のスターマー首相との会談でも引き続き協議の見通し。またキーウでは、ロシアに一方的に併合されている南部クリミアをテーマにした国際会議が開かれた。演説でゼレンスキー大統領は、私たちは土地を取り引きに使うことはない。国民を見捨てることもしない、と述べ、ロシアに占領された領土の奪還を目指す考えを改めて強調した。記者会見でゼレンスキー大統領は、戦争を終結させるための計画について、パートナーが支持すればロシアに戦争を終わらせることが容易になる、と述べ、ウクライナの和平案を話し合うためことし11月にも開催したいとする首脳会議に合わせ、支持を各国から取りつけ、ロシアへの圧力につなげたい考えを示した。
日銀の金融政策の決定に関わる田村直樹審議委員が、きょう岡山市で講演し、人手不足やことしに入って円安が進んだなどとして今後物価の上昇が想定を上回るリスクがあるとしたうえで物価の安定に向けて、2026年度までの見通し期間の後半には政策金利を少なくとも1%程度まで段階的に引き上げる必要があるという考えを示した。ことし7月に日銀が追加の利上げを決めて以降、植田総裁をはじめ金融政策の決定に関わる委員が相次いで発言しているが、最も明確に利上げの必要性を示した形。
民間人4人を乗せて打ち上げられた米国の民間企業、スペースXの宇宙船「クルードラゴン」は、11日、エンジンを噴射して軌道を変更し高度およそ1400キロに到達した。スペースXによると、米国のアポロ計画以降では人が乗った宇宙船としては地球から最も離れた場所を飛行したことになるという。
去年4月に着用が努力義務化された自転車用のヘルメットについて、察庁が都道府県ごとに着用率を調べた。最も高かったのは愛媛県で69.3%だった一方、最も低かった大阪府では5.5%にとどまり地域差が大きくなっている。警察庁によると、としに入り7月末までに自転車乗車中の事故で死亡したのは168人で、8割以上がヘルメットを着用していなかった。
全国の気象情報を伝えた。