QRコードも日本人が作った。都営浅草線では2018年から世界で初めて電車のドアにQRコードがつけられた。浅草線は京急線や京成線といった複数の鉄道会社の間で互いの路線に電車を乗り入れている。電車によって車両の扉の数が違っていたり車両の数も異なっているため、ホームドアを開け閉めする箇所を到着する電車によって変える必要があった。そこで車両のドアにつけられたQRコードを天井のカメラで読み取ることでドアの数や車両の数を検知し、それに合わせたホームドアだけが開くようになっている。QRコードの隅の四角が1か所だけないのは、どの向きからでも読み取れるようにするため。QRコードは自動車工場の生産管理のために開発されたもの。以前はバーコードを使用していたが、従来のバーコードには英数字20ケタほどのデータしか書き込めなかった。QRコードは約7000ケタ、バーコードの約350倍の情報が入れられる。開発したデンソーの原さんは囲碁をしている際、碁石からQRコードの構図を着想した。QRコードは特許の権利をオープンにしたことで、誰でも自由に使え広く普及した。
住所: 愛知県刈谷市昭和町1-1
URL: http://www.denso.co.jp/ja/
URL: http://www.denso.co.jp/ja/