ユン政権の中間評価とも位置付けられた今回の総選挙では最大野党の共に民主党が過半数を獲得した。系列の政党を含めて175議席と選挙前から議席を伸ばした一方、尹大統領を支える与党の国民の力は議席を減らし大敗した。さらにムン・ジェイン前大統領の側近が引消える野党の祖国革新党が12議席を獲得したことで、野党勢力は与党が反対する法案を迅速に可決できる180議席を上回った。日韓関係改善を積極的に進めてきた尹大統領は首脳間のシャトル外交を再開し、徴用を巡る問題の解決策も発表したが、こうした政策を推進してきた大物議員が落選した。