日銀の植田総裁が政策変更の可能性に言及した。2%を超える物価上昇の仕組みには違いがあり、第一の力は円安などによってもたらされる「輸入価格の上昇」。第二の力は「賃金の上昇」。こちらは賃金が上がっているので物価が上がっても物を買ってくれる前向きな物価上昇などと後藤さんは解説した。1、2年前は第一の力が強すぎたため利上げはできなかったが最近は第二の力が出てきたためマイナス金利の解除をした。しかしもう一度第一の力が出てきてしまっているのが現状。この一ヶ月で円安や原油高が進んでいる。本来は為替をターゲットに金融政策を変えるということはやってはいけないこととされている。しかし、円安が進むことによって物価が上がってしまうようであればそれも含めて調整していかなければならない。後藤さんは政策の変更時期について「早ければ7月ということもありえます」などと話した。