去年1月から物価高騰の対策として行われていた電気・ガス補助金が5月末で終了する。政府は補助金の終了に加え、太陽光や風力といった再生可能エネルギーの普及のために上乗せしている賦課金を今月利用分から値上げする。標準世帯では合計約3000円/月の値上げになるという。千葉県の5人家族「なあたン」さん宅は1年の電気代が57475円。自宅に太陽光パネルを搭載し、蓄電池を設置しているのが安さの秘訣だという。車の充電も家庭の電力で行っているそう。なあたンさんは2020年に太陽光パネルを約190万円で購入。建てて7年ほどで元がとれる計算だったという。料金プランも昼間に安くなるプランに変えて、その時間に電気を使って単価の高い時間は家事をするのを避けているとなあたンさんは話した。太陽光発電の増加で日本全体で昼の発電力が高まり、昼は電気が余りやすい状況になっているため昼の電気の価値が下がっているのだという。スーパーでも冷蔵ケースの照明を一部消すなどして対応しているという。天井の照明も一部を消したり光量を落とすなどの対策で全体の20%の節電を実現させている。