水道の復旧は少しずつは進んでいるが、地震から1ヶ月が過ぎた今も、これだけの規模で断水が続いている。中でも復旧が難航している七尾市にある能登島を徳永有美が取材。被災した能登地域で最も早く漁業を再開したのがえの目漁港。えの目大敷網の坂本一之さん。能登で代々受け継がれる定置網漁。仕掛けた網に入ってきた魚をじわじわ追い込み集めていく。網が上げられ、タイ、フクラギ、などが上がった。木村純也さんは、地震後2日間くらいは周り見てひどいなどうするんかなと思いながら、船も網も無事やったし、仕事できるんやと思って、良かったですよね、と話していた。えの目漁港の再開を後押ししたのが氷。地震による断水の影響でここでは氷をつくることが出来ない。そこに手を差し伸べたのは金沢の市場。非常事態を前に関係者が協力して能登島の漁業を取り戻そうとしている。坂本一之さんは、石川県といえば水産業ですから、また前向いて力を合わせて復興に向けて頑張っていければ、と話した。
七尾湾に浮かぶ人口約2500人の能登島。コロナ前には年間100万人が訪れた一大観光地。美味しい魚と美しい景色が島の人々の暮らしを支えてきた。しかし今回の地震では島の弱さが浮き彫りとなった。七尾市の中心部とつながる2つの橋は寸断し、一時は孤立状態。元の暮らしに戻る日はまだ見えない。中でも甚大な爪痕が残っているのが東部の野崎町。能登島の断水の復旧は4月以降の見通し。この野崎町で先日、震災後初の町会が開かれ、道路の復旧状況に不安の声も。町会長の吉村泰男さんは「ちょこちょこと(市が)やっているんですけどね、県道くらいで(工事は)終わるからあとは自力でやるしかない」などと話した。支援が来ないなら自分たちで、今そんな動きが出てきている。
七尾湾に浮かぶ人口約2500人の能登島。コロナ前には年間100万人が訪れた一大観光地。美味しい魚と美しい景色が島の人々の暮らしを支えてきた。しかし今回の地震では島の弱さが浮き彫りとなった。七尾市の中心部とつながる2つの橋は寸断し、一時は孤立状態。元の暮らしに戻る日はまだ見えない。中でも甚大な爪痕が残っているのが東部の野崎町。能登島の断水の復旧は4月以降の見通し。この野崎町で先日、震災後初の町会が開かれ、道路の復旧状況に不安の声も。町会長の吉村泰男さんは「ちょこちょこと(市が)やっているんですけどね、県道くらいで(工事は)終わるからあとは自力でやるしかない」などと話した。支援が来ないなら自分たちで、今そんな動きが出てきている。