「年収103万円の壁」の178万円への引き上げを主張する国民民主党は、123万円を譲らない与党の姿勢に反発している。きょうの協議では123万円の引き上げを主張する与党側は、新たな提案を行わず「交渉余地のある領域を教えてほしい」と求めた。これに対し国民民主党側は「新たな提案がないのであれば協議はできない」として話し合いは決裂し、約10分で退席した。国民民主党は現時点で「103万円の壁」をめぐる3党協議自体をご破算にする考えはない。しかし協議がまとまらない場合、来年度予算案への協力は難しいとしていて、ギリギリの交渉が続きそうだ。