防衛省が陸上自衛隊の地対艦ミサイルの発射訓練用の射撃場を東京・小笠原諸島の南鳥島に整備する計画を進めていることが分かった。国内で実射訓練が可能な射撃場が整備されるのは初めて。この計画は去年、東京都と小笠原村に伝達しており、再来年度以降の訓練開始を目指すという。計画されているのは陸上自衛隊「12式地対艦ミサイル」の訓練で、これまでは米国で実射訓練を行っていたが、国内初の実射可能な射撃場整備で演習の効率化が図れるという。訓練では南鳥島から西の沖合に向けミサイルを発射することを想定しているとのことだが、防衛省は「安全には万全を期していく」としている。