りそなホールディングスの井口慶一氏によるきょうのドル円予想レンジは154.30円~155.50円。昨日は株高に伴うリスクオンの円売りと予想を上回った米住宅指標を背景としたドル買いに、ドル円は155円を伺う動きとなっている。本日も基本的にこの流れは続くと見ているが、155円台ではドルの戻り売りも想定され伸び悩む展開を予想する。注目ポイントは「200日移動平均線が示す円高トレンドへの転換点」。昨年の自民党総裁選以降、高市トレードと呼ばれる円安の超長期の金利上昇が続いていたが、衆院選後は金利低下とともに円高に発展し、変化がみられている。高市政権が安定した長期政権となる可能性が高いとしたことから、将来の財政不安よりも力強い政策運営への期待感が上回っていたポジティブな側面もあると考えられる。円に対する主要通貨の騰落率を見ても、衆院選以降は全主要通貨が円に対して売られている。財政不安を材料とした円安局面は一区切りした可能性が高い。ドル円の通貨オプション市場におけるリスクリバーサルのチャートから、円高傾向はしばらく続く可能性が高そうだ200日移動平均線は現在150円台半ばに位置しているが、サポートラインの近くに位置し非常に強いサポート数字になると考えられる。この水準を下回れば円高が加速する可能性が高い。
