関西の空の玄関口「関西空港」が開港してから30年のきょう、航空各社が合同で“お見送り”を行い、社員たちが感謝を伝える横断幕を持って出発する航空機に手を振っていた。到着ロビーでは関西空港の公式キャラクター「そらやん」も登場し、空港スタッフたちが乗客に記念のシールを手渡していた。関西空港のこの30年間の利用者は約5億4000万人に上り、成田、羽田に次ぐ国際拠点空港として、今は20の国と地域の54都市と結ばれていて、国際線利用者の8割を外国人が占めている。来年4月に開幕する大阪関西万博も視野に第1ターミナルでは大規模な改修工事が進められている一方で、地上業務や保安検査の現場で働く人材をどう確保していくかが課題となっている。