23年3月、東京スカパラダイスオーケストラのメンバーは3年ぶりにメキシコを訪問。空港では熱烈な歓迎を受けた。現地の空気を感じるため、谷中敦、加藤隆志は広場を散策し、メキシコの人々について、「楽しむことに長けた国民性」などと語った。メジャーデビュー後も東京スカパラダイスオーケストラは自分たちを誰も知らない環境を選び、パフォーマンスを繰り返してきた。海外公演は自分たちの原点を確認させて貰えるという。現地で人気を誇るバンドからのオファーを受け、ライブにゲスト出演した。急遽出演が決まったこともあり、スカパラ目当ての観客はほとんどいない。メンバーはメキシコ民謡をスカパラ流にアレンジするなど特別なセットリストを用意し、ライブに臨んだ。