A2と書かれた牛乳が注目されている。これまでの牛乳と異なり、おなかがごろがろしにくいといわれている。いくつかのメーカーから製品が出されていて、去年くらいから首都圏などのスーパーで販売されるようになった。A2牛乳について取材。東京農業大学農学部・庫本高志教授が注目しているのは、牛のたんぱく質。牛のA1型とA2型は、血液型のように遺伝子で決まっていて、どちらの型の牛乳なのかによって、人が飲んだ場合、腸内での反応が異なる可能性があるという。東北大学・齋藤忠夫名誉教授によると、牛乳を飲んでおなかの調子が悪くなる理由は大きく3つの原因“乳糖不耐症”“牛乳アレルギー”“乳ペプチド不耐症”が考えられるという。今後の課題として「おなかの不快症状とA2牛乳の関係について、多くの人を対象に飲んだ後の状態について、長期間検証が必要」としている。