ABUはアジア・太平洋地域を中心に66の国と地域の226の放送機関などが加盟し、番組制作や放送技術の分野での協力を進めている。ABUの1年に1度の総会がきのう、モンゴルの首都ウランバートルで始まり、「メディアの役割 文化や伝統を守るために」をテーマに議論を交わしている。開会式では、ABUを代表してNHKの井上樹彦副会長が「インターネット上には今、偽情報・誤情報・情報操作が氾濫している。ネット空間に信頼できる正確な情報を提供できるのが、私たち公共性のあるメディア」などと挨拶。また総会にあわせて、優れたテレビやラジオの番組などに贈られるABU賞の授賞式も行われ、318にのぼる応募作品の中からNHKの3つの番組が受賞した。このうち、ラジオ/オーディオ ドラマ部門の最優秀賞にあたるABU賞に、1足の幻のスニーカーをめぐって本物とは何かを問い直した特集オーディオドラマ「うつくしい靴」が選ばれた。このほか、テレビ/スクリーン部門の審査員特別賞にはNHKスペシャル「秘境ブータン 天空を駆ける」が、ラジオ/オーディオ パーソナリティ部門の奨励賞には「みんなでひきこもりラジオ」が、それぞれ選ばれた。
