米・トランプ大統領は24日、前日に国連本部を訪れた際に自らが乗ったエスカレーターが停止したことや、演説の際にプロンプターが機能しなかったことを挙げ、SNSで国連を強く批判した。さらに音響設備が故障していて、メラニア夫人が自身の演説について「一言も聞こえなかった」と話していると主張。これらのトラブルは「偶然ではなく国連による三重の妨害行為」だとしてグテーレス事務総長に対し即時の調査を求めた。トランプ氏はエスカレーター停止を特に問題視していて、「妨害工作を行った人間は逮捕されるべきだ」などと書き込んでいる。一方国連の報道官はエスカレーター停止の原因について「米政府のカメラマンが安全装置を誤作動させた可能性が高い」と説明している。またAP通信はプロンプターについて「操作していたのは国連ではなく米政府の職員だった」と伝えている。
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