北朝鮮を訪問しているロシア・プーチン大統領と金正恩総書記の首脳会談が始まった。金総書記の娘・ジュエ氏が外交デビューするのか注目されている。今日正午ごろ、大統領は金日成広場に到着。金総書記、金与正氏とみられる女性が出迎え、歓迎式典が行われた。大統領は、24年ぶりの訪朝で、金正恩体制後では初訪問となる。首脳会談は1対1形式での会談も交え、両国の関係性を格上げする条約に署名するとされている。軍事・エネルギー・経済の協力関係をどこまで強化させるのかに注目が集まっている。今日午前3時頃、大統領は平壌国際空港に姿を現し、金総書記が出迎えた。大統領の専用車「アウルス」で向かう道には、ロシア国旗&大統領の肖像があった。中央日報によると「プーチン大統領は遅刻が多いが、国賓訪問で当日の24時を過ぎて到着したのは前例を探せない」などと報じた。大統領の訪朝は、2000年にロシア最高指導者として初訪朝、金正日総書記と首脳会談を行った。この時も、北朝鮮は大統領を歓迎。約5年前には、金正恩総書記と大統領が初対面を果たした。金総書記は去年、ロシアを訪問し、両国間の結束の強さを示した。ロシアは、ウクライナ戦闘で使用した戦闘機を披露し、バレエ鑑賞では、一般客に金総書記を紹介するなど、盛大な歓迎をした。3回目の対面で注目を集めるのがジュエ氏。外交にジュエ氏が現れた場合、北朝鮮の後継者問題に関しての諸外国へのメッセージとなる。