民事再生法の適用を申請したのは、旧ビッグモーターの損害賠償などの対応を引き継いだ存続会社の「BALM」で、負債総額は最大で800億円になると見込んでいる。旧ビッグモーターが自動車修理などで保険金の不正請求を行っていた問題では、大手商社の伊藤忠商事などが中古車販売や車の整備などの事業を引き継いだ一方、BALMが負債などの処理や保険金の不正請求に関する損害賠償への対応にあたり必要な補償を行う方針を示していた。しかし、会社による調査に時間がかかり債務の額が確定していないことから支払いが長期化するおそれが出ているということで、会社では民事再生法の適用を申請することで裁判所の関与のもとで早期に債務を確定するとともに返済に向けた計画を立て、顧客や損害保険会社などへの支払いを行いたいとしている。会社は、お客様や債権者の皆様にご心配をおかけすることになり心よりおわび申し上げますとしている。