東京小戸市にある平田鍛刀場の中には炎と1人の女性の姿があった。炎を見つめているのは平田のどかさん。平田さんは日本刀などの原料となる玉鋼を作る村外と呼ばれる職人で日本でたった1人の女性村外。かつては女人禁制とされてきたたたら場。平田さんに「女性なのに刀作りに携わってほしくない」などの批判が寄せられた。しかし批判をバネに歩みを続けている。夫も刀鍛冶で平田さんを支えてくれているという。平田さんは職人の世界にどんな未来を思い描いているのかについて「女性だからやめようというのはすごくもったいない」などと話した。