若者がわからないとしたのは医師のカルテの映像。そのカルテには英語で記されている。その昔にはカルテはドイツ語で書かれるのが普通だった時代も。日本で行われる医療は西洋医学に基づいている医療が多く、明治時代にドイツ医学を学んだ医師たちはドイツ語でカルテを書き、その後アメリカが医学の最先端になってからは英語が使用されるようになった。しかし現在は電子カルテが主流。入力は日本語だが、その背景にはチーム医療に変化したため。かつてカルテは医師同士で情報を交換するのが主な目的のために医師同士が理解していればよかったが、現在は医師や看護師、薬剤師などが対等な立場で患者に向き合うチーム医療が主流になったことで誰もが読みやすい、日本語のカルテを共有するシステムに変化。