中国では10月1日から国慶節に伴う7日間の大型連休が始まる。政府の景気対策は手遅れかもしれない。地方政府は旅行クーポンの配布を始めたが、中国人観光客の支出は伸びないと予測されている。大型連休期間は中国では人の移動が最も多い時期。航空券は国内、国際便とも2割以上価格が下がっているようで、中国の航空券予約サイトによると格安航空会社が割安な航空券を販売している。上海など地方政府は大型連休中、レストラン、ホテル、映画館、スポーツ施設などで使えるクーポン配布を始めた。しかし景気減速が続く見通し。レストランやブランドものへの消費は低迷している。消費生活用製品の小売売上高も低下している。旅行予算も例外ではないと思われる。