神奈川県に住む志村優妃さん。この日は親子でショッピングは。お母さんは耳が聞こえない。優妃さんが手話で通訳して会話の内容を伝えていた。耳の不自由なお母さんを支えながら一緒に買い物。私たちへも通訳をしてくれる。優妃さんの両親や祖父母、お兄さんも先天性難聴のため耳が聞こえない。耳の聞こえない親を持つ聞こえる子どものことをCODAという。優妃さんは4月に中学生になったばかり。CODAの優妃さんは将来、進行性の難聴で耳が聞こえなくなる可能性もあるそう。そんな優妃さん家族の日常はテレビはほぼつけないという。インターホンが鳴っても音では伝わらないため、光の点滅で知らせてくれる。優妃さんが日常生活でも助けてくれるという。車の運転でもお母さんは補聴器をつけて運転しているが、聞こえる優妃さんが先に気がついて救急車がきたと知らせていた。志村家の第二子として誕生した優妃さん。優妃さんが手話が使えるようになったのは2歳頃。聞こえないことが当たり前の家庭で元気に育った。幼い頃から兄のこともフォロー。しかし伝えたいことが伝わらず泣きじゃくったことも。保育園に通い始め徐々に言葉を覚え始めた。自分だけが聞こえる分、悔しい思いをしたこともあるそう。その時の思いを去年出場したスピーチコンテストで話した。優妃さんが力を入れているのがダンス。自宅には賞状や盾がずらり。始めたきっかけは兄の優斗さん。耳が聞こえなくても振動を感じてダンスに励む兄に憧れ、4歳のころから習い始めた。小さい頃から仲が良い兄妹。そんな兄妹が新たなことに挑戦。デフリンピックを前に手話で街を盛り上げるイベントで初めて和太鼓の演奏にあわせダンスを披露することになった。和太鼓の奏者やほかのパフォーマーも耳が聞こえない。練習中のやり取りは手話。兄は太鼓の振動にあわせ優妃さんは音や兄の動きに合わせて踊りを揃える。イベントの2週間前、初めて全体の動きを確認する。演奏の音が聞こえてるのは優妃さんだけ。仕上がりは100と優妃さんは評価した。イベント当日、会場では手話で楽しむ海外の最新デジタル技術の体験やマルシェが開かれるなど手話を使う人の姿が多く見られた。ダンス本番、兄妹の息はぴったりで和太鼓の音がやみ、無音の中でのダンスパフォーマンス。お兄さんと同じ音のない世界でダンスを披露。聞こえても聞こえなくても心を一つに懇親のパフォーマンスを見せた。
