米国の次期大統領であるトランプ氏は政策を担当する大統領次席補佐官に対移民強硬派のミラー氏を起用する考えだと、CNNテレビなどが報じた。スティーブンミラー氏はトランプ政権1期目で上級顧問やスピーチライターを務めた最側近の1人で、トランプ氏が2期目の公約として掲げる不法移民の強制送還計画を作成した。ミラー氏はFOXニュースの取材に対して、「トランプ氏が来年1月の就任式で宣誓をした直後から不法移民の強制送還を始める」と意欲を示している。トランプ氏はまた閣僚級ポストの国連大使に熱心のトランプ派のエリス・ステファニク下院議員を抜てきする意向を明らかにした。トランプ氏は11日に発表した声明で「力による平和と米国第一の国家安全保障政策を掲げる素晴らしい国連大使になる」と期待感を示した。