都内に住む北川充生さんは喉にできたがんの治療のため今年7月、声帯を摘出し声を失った。そこで使っていたのが生成AIアプリに事前に北川さんの声を学習させ再現したもの。このAIアプリは民間のIT企業が開発し病気などで声を失った人たちに無償でサービスを提供している。北川さんは50年以上、夫婦でバンド活動しボーカルを担当。声を失うことには一時、絶望したというが親戚からの紹介で音声生成AIに出会えたことで前を向けたという。更に今、このAIアプリにある技術を追加しより使いやすくする開発も進んでいる。
大阪大学で見せてもらったのは口の動きをカメラで解析することで話したい言葉を発声できる読唇AI技術。試してもらうとおよそ1秒で解析し、再生。現在は患者が病院で使う言葉を中心に開発を進めているが将来的には日常会話もできるようにしたいとしている。大阪大学大学院AI計画システムが専門・御堂義博特任准教授は「日常的に話している動作にできるだけ近い状態で声を失った方々がお話できる未来を実現できれば」などコメント。がんで声を失った北川さんは「ぜひ私も使ってみたい。こんな時代にいられることを本当に幸せだと思う」などコメント。
大阪大学で見せてもらったのは口の動きをカメラで解析することで話したい言葉を発声できる読唇AI技術。試してもらうとおよそ1秒で解析し、再生。現在は患者が病院で使う言葉を中心に開発を進めているが将来的には日常会話もできるようにしたいとしている。大阪大学大学院AI計画システムが専門・御堂義博特任准教授は「日常的に話している動作にできるだけ近い状態で声を失った方々がお話できる未来を実現できれば」などコメント。がんで声を失った北川さんは「ぜひ私も使ってみたい。こんな時代にいられることを本当に幸せだと思う」などコメント。