工作機械大手のDMG森精機。森雅彦社長が取材に応じてくれた。部品や機械の加工に使われる工作機械は、製造業に欠かせないことから受注動向は景気の先行指標とされている。トランプ関税で景気の先行き不透明感が高まる中、足元の需要についてたずねた。森社長は「受注は去年よりやっと上向き出したような感じ。アメリカに頼っていた軍備を日本の自衛隊やドイツは増強しなければならないので、そういった設備投資や増産が始まっている。」などと話した。とくに砲弾やミサイルを製造する企業からの需要が増えているとのこと。さらに足元では、データセンター関連の需要も増加しているとのこと。こうしたなか、DMG森精機が今年2月に発表したのが、20230年度に向けた長期目標。この目標では売上高を8000億円に拡大し、営業利益率は15%以上に高める。その達成の鍵は、顧客が最新の機器や加工を体験できる施設だという。機械とロボットを組み合わせて、自動化設備として顧客に提案し、強みを変化させているのだそう。もう1つ力を入れたいのは、株主還元。2024年度は1株あたり100円だったが、2030年には200円に引き上げる方針だという。
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URL: https://www.dmgmori.co.jp/
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