モータースポーツの魅力の一つのバトル、そのバトルは劇的なドラマを生んだ。優勝を争う激しいバトルを演じたのはDOCOMO TEAM DANDELIONのチームメート同士の牧野任祐と太田格之進だった。太田格之進は「デビューしたチームも一緒。本当に小さい時から知っている」とコメント。同じ関西出身で幼いころから知る二人は国内最高峰の舞台で同じチームに所属、プライベートでも仲のいい二人だが一度コースに出ればライバル同士で開幕戦でもバチバチのバトルを見せた。牧野任祐は「一番身近にいて一番比較される場所ではあるしお互い負けたくない気持ちはもちろんあると思う」と話した。SUPER FORMULA第5戦でレース最終盤、優勝争いは同じDANDELIONの2台、トップの太田に牧野が迫る。残り3周二人のバトルが始まり残り2周で太田がマシントラブルでまさかのリタイアとなった。このままレースを制した牧野に笑顔はなくレース後には健闘を称え合う二人の姿があった。