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「Disney+」 のテレビ露出情報

人口が増え続けているアフリカで、インターネットやスマートフォンの普及などもあり、アニメ市場が新たな形で拡大していく兆しが見え始めている。
先月、南アフリカのヨハネスブルグで「コミコン・アフリカ」が開かれた。アニメや漫画、最新のビデオゲームなど、コンテンツ産業ではアフリカ最大の見本市だ。およそ350の企業や団体が出展する中、「Disney+」や「Netflix」などの動画配信大手がひときわ大きなブースを出していた。インターネットの増えが急速に進むアフリカでは今後、動画配信サイトへの登録者が急増していくと見られていて、各社とも新作アピールにしのぎを削っている。そうした中で、日本のアニメコンテンツが注目を集めていた。関連ブースには大人から子どもまで、多くの人が詰めかけていた。会場内には手作りのコスプレで訪れた人の姿もあった。
日本のアニメに触発されて、自ら作品づくりに取り組む人も出てきている。ヨハネスブルグに住むケケ・マクツサさんは現在、デザインの仕事をしているが「いつか自作のアニメを作りたい」と夢見ている。アニメに目覚めたきっかけは、幼い頃に南アフリカのテレビで放送された「ドラゴンボールZ」を見たことだという。、マクツサさんは日本のアニメキャラクターをアフリカ風にアレンジした絵や、オリジナルイラストを描き続け、今はパソコンも使って本格的な作画にも挑戦し、アニメコンテンツが制作できる企業への就職を目指している。
南アフリカでのアニメ人気を支えるのは、子どもの頃から日本の作品をテレビで見て親しんできた、20代から30代の大人世代だ。お金に余裕ができた今、動画配信サイトでアニメを見たり、プラモデルやフィギュアを楽しむようになっているという。月に1度、開催されているプラモデルの同好会では、日本の人気アニメのプラモデルを作っていた。メンバーたちはSNSでつながり、コロナ禍の外出制限がなくなった後に集まって、一緒に作るようになったそうだ。またアニメキャラクターなどのフィギュアを扱う店では日本に何度も通い、メーカーと正規の取引契約を結び、南アフリカ国内の小売業者やインターネットで販売。売り上げは数年で倍以上に伸びている。ただ、巷に蔓延るコピー商品の対策が課題になっている。
南アフリカのコンテンツ産業は盛り上がりを見せている。その流れに乗り、オリジナルのアニメコンテンツを制作する現地企業も勢いを増している。ある企業では2007年から、コンピューターグラフィックスを使った本格的なアニメ制作を開始。アフリカの人や文化、言葉づかいなどを取り入れた作品を国際的な大手動画配信サービスに展開している。今後もアフリカ中から才能ある若者を集め、世界を驚かせるようなヒット作を生み出したいと意気込んでいる。

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