政府は脱炭素に向け、石炭火力の中でも発電効率の低い「非効率石炭火力」の稼働率を原則5割以下に抑えてきた。緊迫したイラン情勢の長期化により、今後火力発電に使うLNGや原油の調達が難しくなる事態に備え、4月から1年間限定で稼働制限を解除する方針。脱炭素には逆行するものの、中東にほとんど依存しない石炭火力の発電を一時的に増やすことで、電力の安定供給につなげたい考え。一方、きのうから始まった石油の国家備蓄の放出は順次拡大中。きょう午前1時には鹿児島市でパイプを通じて元売り企業への放出が始まった。午後には福岡県北九州市沖で今回の国家備蓄の放出総量の2割あまりとなる約180万キロリットルの放出が始まる。
