唐澤貴洋弁護士は12年前、「2ちゃんねる」で誹謗中傷されていると高校生から依頼され、投稿者の特定などを試みた。当時、手続きを進めるなかで弁護士の情報を明かす必要があり、唐澤氏の個人情報がネット民へ筒抜けとなった。唐澤氏を標的に悪質な書き込みが相次ぎ、殺害予告へとエスカレート。警察に相談しても、ネット犯罪に精通する担当者はほとんどいなかった。弁護士事務所近くに「無能」、「詐欺師」などと記されたビラを張られ、事務所のドアにはボンドが注入されていた。事務所には芝刈りが送りつけられ、代引きだったという。郵便物のなかにはカッターナイフが入っていて、怪文書も同封されていた。物理的被害が起きると警察も出動し、逮捕者も出た。
唐澤氏は名前を悪用され、爆破予告犯に仕立て上げられたといい、警察にも目をつけられた。同氏の名を語った爆破予告犯は海外にも出没したことで、アメリカ国土安全保障省が警戒。唐澤氏は今もアメリカに入国できない。加えて実家の住所がネットに投稿されたり、自宅が特定された。親族のお墓まで落書きされたこともある。それでも唐澤氏はネット被害を専門とする弁護士として、警察に自らの知識を解説してきた。殺害予告・爆破予告を行った10名以上が特定され、検挙へ繋がった。過去に有罪判決を言い渡された加害者と面会すると、相手は体を震わせていて、驚いたという。
唐澤氏へ殺害を予告し、有罪判決を受けた加害者がしたためた謝罪文が公開された。加害者の中には再び犯罪に手を染める人もいたという。
唐澤氏は名前を悪用され、爆破予告犯に仕立て上げられたといい、警察にも目をつけられた。同氏の名を語った爆破予告犯は海外にも出没したことで、アメリカ国土安全保障省が警戒。唐澤氏は今もアメリカに入国できない。加えて実家の住所がネットに投稿されたり、自宅が特定された。親族のお墓まで落書きされたこともある。それでも唐澤氏はネット被害を専門とする弁護士として、警察に自らの知識を解説してきた。殺害予告・爆破予告を行った10名以上が特定され、検挙へ繋がった。過去に有罪判決を言い渡された加害者と面会すると、相手は体を震わせていて、驚いたという。
唐澤氏へ殺害を予告し、有罪判決を受けた加害者がしたためた謝罪文が公開された。加害者の中には再び犯罪に手を染める人もいたという。