パリ五輪を目指すバレーボールの女子日本代表の最後の戦いが始まっている。それは、世界トップ16チームが出場する「ネーションズリーグ」。すでにパリ五輪出場を決めている世界ランキング3位のポーランドと対戦した日本は、粘りのプレーをみせる。キャプテン・古賀紗理那(27歳)はレシーブで崩されるも、立ち上がって意地のアタック。第1セットは一進一退の攻防が続き、迎えた相手のセットポイントで驚きのプレーが飛び出す。粘りに粘った日本は、最後に男子日本代表キャプテン・石川祐希の妹・石川真佑(24歳)が強烈なバックアタックを決める。しかし、“格上”ポーランドを相手に第1セットを落した日本は、続く第2セットも奪われる。日本は各セットで接戦を演じたが、今大会初黒星となった。試合結果は、ポーランド3−0日本。日本は格上のポーランドに惜しくも敗れたが、3勝1敗とパリ五輪出場に向けて順調なスタートを切っている。日本の残り試合は、あと8試合。