パリ五輪開幕まで、あと66日。きょう・あすの2日間で女子バレー・古賀紗理那選手を紹介。先週ネーションズリーグが開幕、日本はここまで3勝1敗、古賀選手も4試合でチームトップの69得点と大車輪の活躍をみせている。そんな古賀選手を大会前にZIP!が単独インタビュー。今回は6つのテーマをもとに古賀選手に迫る。最初のテーマは“東京五輪10位(予選敗退)”。古賀選手は「プレーしてきた中で一番悔しい経験」とコメント。古賀選手は初戦 ケニア戦で右足首を負傷、6日後復帰したが思うようなプレーはできず涙の予選敗退となった。競技人生の中で一番悔しい経験。この経験が後の競技人生に大きな影響を与えた。2つ目のテーマは“理想の主将”。東京五輪の翌年から日本代表のキャプテンを務めている古賀選手。監督から打診があった当初は抵抗があったという。古賀選手は「肩書きがあると、意識的にチームのことをいろいろ考えないといけなくなるのが嫌。自分のプレーにフォーカスしたかった」と話した。打診を受けた翌日、キャプテン就任を決意、「一番、東京五輪で負けたのが悔しくて、不甲斐なくて申し訳ない気持ちが強かった。ここでやらないと無責任だと思った。監督と2人で話す機会があった時に『“キャプテンだからチームをまとめないと”と考える必要はない。自分のプレーにフォーカスしてくれ』と監督から言われて、すごく心が軽くなった。理想のキャプテン像はない。自分のプレーにフォーカスしたい」などと語った。3つ目のテーマは“パリ五輪への道のり”。先週開幕したネーションズリーグ、日本が出場枠を獲得するには6月に発表される世界ランキングでアジア最上位になるか上位3位以内に入るかだ。古賀選手は「自分たちより下位チームには絶対に負けてはいけない、世界ランキングが自分たちより上のチームには少しでも勝ってポイントを稼いで、結果、パリ五輪の切符をとれたら。自信をつけてパリにいきたい」などと話した。ネーションズリーグの初戦では世界ランキング1位のトルコを相手にチームトップの31得点で日本に大金星をもたらした。見据えるのは日本女子12年ぶりのメダル獲得。古賀選手はきょうが28歳の誕生日。