移転したばかりのJFAハウスを訪ねた勝村。貴重な品々が並ぶロビーを抜け、続いて見学したのは会議室エリア。各部屋にはサッカーにちなんだこだわりが。それぞれの部屋を「Pitch」と名付け、番号で振り分けしている。目に飛び込んできたのは巨大なブラインドサッカーの壁紙。会議室ごとに様々な名シーンが飾られている。壁には川淵三郎が日本サッカー発展の願いを込めてしたためた「DREAM」の書が。森保ジャパンの強さを紐解く4つの化。続いてのテーマは変化。監督就任から5年が経ち思考法に変化はあったのか。現役引退後も指導者としてクラブにお世話になるのかなと勝手に思い込んでいたところがあり、自分の振り返りのためにサッカーノートを付けていたという。今も書き込んでいるもののメモしている瞬間は何が起こっているか分からない時があるので良いことではないと。代表監督就任当時に番組出演。その際に聞いたのが監督に必要な能力。キーワードから自分の考えに当てはまるものをBEST5形式で選んでもらった。5位:個性、4位:体力・忍耐、3位:柔軟性、2位:洞察力、1位:決断力。W杯の経験などを経て変化はあったのか。新たに上がったのは想像力。1位の決断力と想像力が同じところにリンクするという。カタールW杯はベスト8以上には行けなかったが試合の中で起こることへの対処は想像力を監督・スタッフ・選手が共有したことでより選手がチカラを発揮できたという。想像力を共有するために森保監督が重視しているのがミーティング。W杯でも試合後ピッチサイドでミーティングを行う様子が話題になった。日本代表の強さの根底には対話による強い信頼関係もあった。続いて聞いたのは戦い方。森保ジャパンの戦い方はシンプル。ボールを奪われたら即時奪回。ボール奪取後は縦の意識でゴールへ。素早い守備からの素早い攻撃が戦い方のベース。今の日本の強みは両ウイング。伊東純也、久保建英、三笘薫と圧倒的な才能たちが攻撃に多彩な選択肢をもたらしている。