去年6月、アマゾンがダークパターンを使い有料会員に誘導したとして、規制当局FTCから訴訟を起こされた。アメリカのアマゾンでは「有料会員になって無料配送をしてもらう」というボタンが強調されるデザインになっていた。退会手続きには少なくとも6回クリックが必要になっていた。FTCはサイトのデザインが欺まん的行為を禁ずる法律に違反していると主張。別のケースではFTCが消費者の被害を救済できた事例もある。訴訟相手はインターネット電話の企業。おととし、顧客の解約を不当に妨害していたと訴えた。解約方法を電話に限定したり、高額な手数料を設定することで約40万人が被害にあったとされている。企業はFTCと和解し、被害者に総額1億ドルを返金することになった。