早稲田大学教授の中林美恵子、アメリカハドソン研究所研究員の長尾賢が挨拶。イスラエルとイランの衝突が続く中、アメリカはどう動くのか。トランプ大統領の発言と軍事介入の可能性について整理する。海外メディアはいずれもアメリカが軍事介入を検討していると分析する中、イスラエルはイランの核関連施設などへの攻撃を実施。イスラエル側はイランが濃縮ウランの製造を再開していると主張しており、IAEAもイランが核兵器9発分の濃縮ウランを貯蔵していると分析。これについてイラン側は原子力発電などの平和利用に用いると主張している。トランプ氏は山岳地帯の地下に存在する各施設を新型の地中貫通爆弾「GBU-57」を用いて攻撃することを検討しており、これを搭載可能なB-2戦略爆撃機が米軍基地を離陸したことも明らかとなっている。米国内ではイランに対する軍事攻撃に否定的な声が多いが、トランプ支持派はイランへの攻撃を主張する声が支配的な状況となっている。
これらに対し中林は「アメリカ・ファースト」を掲げるMAGA派がイラク戦争を初めとする中東への関与に伴う苦い経験を持つにも関わらずイランへの攻撃を支持しているのはトランプ氏への忠誠心が大きいと指摘。一方で、岩盤支持層のMAGA派においても支持する意見が60%台に留まっているのはアメリカが中東で経験した泥沼の記憶が未だ極めて大きな影響を与えていると読み解くこともできるとした。これについて橋本はトランプ氏の行動が全て支持される状況はアメリカの民主主義にとって脅威であると指摘。また、イスラエル側の行動に対し中林はガザ地区での非人道的な行為は許容できるものではないとした上で、イランが支援するハマスによる奇襲攻撃があったことは動かない事実であると指摘。これに加えてイランの核開発疑惑などがイスラエルの攻撃が国内の支持を得ている要因となっているとした。
これらに対し中林は「アメリカ・ファースト」を掲げるMAGA派がイラク戦争を初めとする中東への関与に伴う苦い経験を持つにも関わらずイランへの攻撃を支持しているのはトランプ氏への忠誠心が大きいと指摘。一方で、岩盤支持層のMAGA派においても支持する意見が60%台に留まっているのはアメリカが中東で経験した泥沼の記憶が未だ極めて大きな影響を与えていると読み解くこともできるとした。これについて橋本はトランプ氏の行動が全て支持される状況はアメリカの民主主義にとって脅威であると指摘。また、イスラエル側の行動に対し中林はガザ地区での非人道的な行為は許容できるものではないとした上で、イランが支援するハマスによる奇襲攻撃があったことは動かない事実であると指摘。これに加えてイランの核開発疑惑などがイスラエルの攻撃が国内の支持を得ている要因となっているとした。