1877年に蓄音機が誕生。作ったのはトーマス・エジソン。ティンフォイル機に「メリーさんの羊」を吹き込んだことろ成功。その後、グラハム・ベルが蝋管レコードを開発し音質が向上。各メーカーから家庭向け商品も発売されたが普及するには至らず。そして、エミール・ベルリナーが円盤レコードを使った蓄音機「グラモフォン」を発明。録音技術も向上し有名ミュージシャンのレコードが次々と発売され音楽産業が発展。ちなみにグラミー賞の由来はグラモフォンであり、トロフィーも蓄音機の形をしている。ベルリナーは1895年に「ベルリナー・グラモフォン」を設立。さらに2年後には「イギリス グラモフォン社(HMV)」が誕生。ホーン型や卓上型、ポータブル型など様々なものが作られたが目を引いたのがフロア型。床に置くタイプで豪華な調度品として飾られた。依頼品の「HMV203」は蓄音機のロールスロイスと呼ばれる。