奈良市の公立フリースクール「HOPあやめ池」。奈良市教育委員会によると全国の不登校児童生徒数は(小・中学生)は過去最多。5年間で約1.9倍となっている。奈良市教育委員会の岩城さんによると、HOPあやめ池は公設なのでお金の心配はなく、学校との連絡のやりとりもしやすいという。他にも定期テストの一部をフリースクールで受けられたり、活動日が学校の出席日数に認められたりしやすいため、高校進学という選択肢を残せるのも公設のメリットだという。今年3月は在籍している中学3年生全員が卒業の認定を受けた。その中の1人、岡本さんはフリースクールでの活動で周囲とのコミュニケーションに慣れていき、留学ができる高校受験を決意するなどやりたいことも見つけられたという。