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「ID野球」 のテレビ露出情報

「データでスポーツが変わる!スポーツアナリストの仕事」をテーマに対談。渡辺さんは「選手やチームのパフォーマンスの向上だったり、あるいは目標達成、課題解決などに貢献するためにテクノロジーとかデータとか映像を駆使して選手の評価であったり戦術戦略の考案まで行う」などと話し、山田さんは「データを分析するという活動自体でいうと、野球は比較的早い段階で取り入れられるようになっていた。その試合の映像をすぐにチェックできる状態にはなっている。メジャーリーグでは”ホークアイ”という選手とかボールの動きをトラッキングするシステムが全球場に導入されているので、そこで取られたデータなんかも含まれている」などと話した。渡辺さんは「2010年にiPadが発売され、日本チームの武器にすることが出来ないかと思い、取り入れた。最初の頃は紙を持ってきて数字の面で考える形だったが、iPadを持つようになってからは常にリアルタイムで内容を把握できるようになって判断が早くなった」などと話した。
大谷選手がiPadを活用していることについて山田さんは「具体的にピッチャーがボールをリリースした位置や回転軸などの情報が詳細に取ることが出来、選手と一緒に考えるのでアナリストはカーナビのような役割を担っている。日本でも多くの球団がホークアイを導入していて、かなりメジャーリーグに近い形で活用されている」などと話した。渡辺さんは「どのように選手のパフォーマンス向上や課題解決に生かしていくのか、より一層アナリストの能力が試される時代にもなっている」などと話した。サッカー分析について山田さんは「ボールタッチのデータ情報を1試合で2000回記録していく。加えて全選手の位置を記録することで、走行距離やスプリント回数などが分かるようになっている」などと話した。
野球のデータについて山田さんは「テクノロジーの進化で分からなかった事が可視化されてきている。今年移籍した今永投手や松井裕樹投手は身長が低い部類の投手だが、低い位置から高めに向かってストレートを投げることで、かなり水平に近い角度で入ってくる」などと話した。渡辺さんは「代表的なのは外国人の助っ人選手で、一昔前はエージェントが売り込むために優れた所だけを集めたビデオを送ってきて、評価が出来なかったが今は映像やデータでくまなく評価した上で選手獲得が出来る時代になってきている」などと話した。ここでSOLTILO Knows社のウェアラブルセンサーを紹介。渡辺さんは「デジタルブラジャーなんていう呼ばれ方もする。裏にポケットがあって、そこに計測用のセンサーが入れられていてGPSも付いている」などと話し、アメリカの女子バレー代表も着用しているとのこと。山田さんは「野球ではあまり見ないが、大谷選手は影響力が大きいので他の選手も真似をして広がっていく可能性はある」などと話した。若い世代のデータ活用について渡辺さんは「トップ選手のデータが蓄積されてくると、スポーツ科学の知見を用いて道標のようなものがデータから導くことが出来るようになる」などと話した。オーバーワークについて山田さんは「ケガをしてしまってその才能が開花しないというのは本当にスポーツ界にとって大きな損失で、そういった意味でもデータを活用する意義というのはすごく大きい」などと話し、渡辺さんは「今の時代にあったスポーツの育成・指導のあり方に繋がっていっている。選手にも心があり、少しエモーショナルなところがあったりアーティスティックなものがあったり、そういったものが含まれるのがスポーツの良さなので、データだけで判断をしていくっていうことはスポーツの魅力を損なってしまう危惧もされる」などと話した。山田さんは「勝利のために合理性ばかりを追求していくスポーツは考えていかなければいけない」などと話した。

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